ご挨拶

総会・学術集会開催にあたってのご挨拶


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第26回日本臨床腸内微生物学会総会

会長 國島 広之

(聖マリアンナ医科大学感染症学講座 主任教授)

拝啓 万緑の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

この度、「第26回日本臨床腸内微生物学会総会・学術集会」を2023年9月2日(土)に神奈川県立かながわ労働プラザにて開催することとなりました。現時点での開催形態は現地開催を考えております。神奈川県ならびに横浜で日本臨床腸内微生物学会総会・学術集会が開催されるのは初めてとなります。

2019年に発生したCOVID-19は、2020年に神奈川県で初発例が確認され、2月にはダイアモンドプリンセス号でのクラスターがありました。以来、未曾有のパンデミックとなり、地域の医療機関のみならず社会全体で感染症対策を模索しています。そのなかで、多くの新しいエビデンス・知見の必要性が叫ばれ、かつ如何に情報の共有を行っていくかが益々重要になっており、感染症の診療、研究の発展、次世代の専門家の育成が急務となっています。

日本臨床腸内微生物学会は従来から、臨床腸内微生物に関する学会として、腸内細菌叢、腸管免疫、薬剤耐性菌、医療関連感染、栄養、外科・産科・歯科領域、Clostridioides difficile感染症、プロバイオティクスなどについて、多くの専門家の参集により、基礎・臨床研究について情報共有して参りました。COVID-19における病態においても腸管免疫が大きく関与しており、がん化学領域やワンへルス(ヒト・動物・環境)などを始め、日本臨床腸内微生物学会が取り組む領域は益々重要になってくるものと考えます。

本会では是非、多くの皆さまにご参加いただき、横浜でお会いして活発な討議ができることを楽しみにしております。

謹白

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